RED HILL 1967、赤岡町に堂々OPEN!

株式会社技研製作所が整備を進めていた、圧入原理の情報発信基地「RED HILL 1967」がこのほど完成し、13日に一足早く見学会が行われました。

「RED HILL」は技研のこれまでの技術を集めた情報発信基地。広い土地に、実証展示場、シアタールームと展示ホールを兼ね備えた研究棟、技研が製作した杭打機を集めた創造館(杭打機ミュージアム)、高知第三工場が設置されています。

圧入技術…初めて聞いた言葉でしたが、調べてみると、建設工事などで矢板や杭などを油圧を用いて地盤中に静的に押し込む技術で、振動や騒音を発生させずに高精度に杭を地中に押し込む工法、とのこと。技研では、これまでの実績から、工事目的や現場環境に合わせて最適なシステム機器を選択でき、様々な施工条件下で合理的な杭施工を行えるのだそうです。
建物などを建てるための基礎工である杭打ちですが、騒音や振動がネック。高知第三工場や振動が発生しない独自の技術を開発してきました。
外の展示場では、杭の上を自走する杭打機や、堤防・橋梁、サイレントパイラーなどの機械(実物です!)と工法の紹介パネルが展示されていました。
狭い所や急な傾斜地でも対応した機械など、私たちの知らないところで活躍していたものたちがたくさんありました!

専用のカートで場内をまわる人の姿も。

高知の皆さんにはお馴染みの白と水色の車両。車両に近接した壁が作れる工法の紹介がされています。狭い土地でも力を発揮してくれますよ!

こちらは屋内展示場のようす。杭打機が初代から展示されており、杭の形状や操作用リモコンの大きさが変わっていたり、進化していく様子が見られ楽しかったです!

圧入技術の過去から未来までを紹介する展示ホール。創業者・北村社長の構想から始まった技研グループの「今」と「これから」が分かりやすく紹介されていました!
当日は雨でしたが、会場には親子連れをはじめ、意外にも女性の姿が多く見られました。小さな男の子が興味深そうに杭打機をみつめていたのも印象的でした(´ω`*)

ボタン一つで出し入れが容易な機械式駐輪場「エコサイクル」や電気自動車(写真参照)専用の機械式駐車場「EV エコパーク」も面白かったです!
ちなみに、 EV エコパーク では自動車の出し入れに20秒もかからないんです。スマートですね!!

新技術を世界に広めたいという北村社長の夢と実績が詰まった建物でした。
帰りにはお土産もいただきました♪