今年も元気に初笑い!

弁天座では、1月8日(月・祝)に恒例の「土佐のお笑い 話芸の会」を開催しました。
前日から凍るような寒さでお客様の入りも心配されましたが、当日は、200人を超すお客様が来館してくださっていました。

定刻通りスタートし、アマチュア落語家7人による落語や民謡が披露されました。

来年の朝ドラ「あんぱん」にちなみ、やなせたかしさんのふるさと・美良布の小川橋と春野町の弘岡の町人のやり取りを土佐弁でユーモラスに語る作品などが、幅広く披露されました。
話芸以外にも、どじょう掬いの披露や民謡「秋田大黒舞」で楽しい気分を盛り上げる一コマも。

悠遊亭のん気さんが披露したのは、度を越した倹約が笑いを誘う古典落語「始末の極意」。始末とは、倹約・節約の意味だそうで、ウナギの匂いでご飯を何杯も食べていたら…という、なんとも笑いを誘う作品です。

また、話芸とはまた違った味を出していたのが司亭 孫笑楽さんによる「ドジョウ掬い」。ユーモラスなドジョウ掬いを顔とか体でめいっぱい表現し、楽しそうでした!

大人から小さな子どもまで、皆さん大笑いしてくれた「土佐のお笑い 話芸の会」。
年始から現在まで、東北では大きな地震が続いています。東京では飛行機の事故も起こり、正月ムードをゆっくりと味わう暇もありませんでしたが、お客様たちに楽しんでいただけて、あらためて「笑い」の力・大切さを感じずにはいられない一日となりました。

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